永代供養墓は、どのようにして誕生してきたの?

永代供養墓は、どのようにして誕生してきたの?

 
1999年(平成11年)に「墓埋法」と省略される「墓地、埋葬等に関する法律」の施行規則部分が改正されて、永代供養墓ができはじめてきたと言われています。
無縁墓の改葬が簡素化されて、永代供養墓が広がりました。このブームは公営霊園であっても同じです。
各地に「合葬式墓所」というスタイルで永代供養墓と同様に広がりました。
 
また、納骨堂は古くからあった習慣です。お墓を建てる前に、遺骨を保管するスペースとして使用されていました。
これ以外に納骨堂は次のような役割がありました。
 
・身元の分からない人
・親戚縁者など身寄りがない人
 
こういった人たちの遺骨を納める場所としての役割があり、「無縁塔」もありました。
 
永代供養墓と納骨堂・無縁塔は、同じものなのか、それとも別物でしょうか?
永代供養墓は、管理と祭祀が約束されています。しかし、納骨堂は祭祀がありません。
祭祀とは供養のことを意味します。
つまり、無縁にならないことで、パッと見は区別が付きにくいですが、永代供養墓と納骨堂・無縁塔とは違いがあります。
 
 
 
★☆★ 永代供養の墓のスタイルには、どういったものがあるのか? ★☆★
 
永代供養のお墓はさまざまです。もっともポピュラーなものは、納骨堂を地下や半地下に作ります。
そこに骨壺を安置するのです。そこを台座にして、塔・碑・像などを建立します。
 
お寺では宗教的なシンボルが目立ちます。仏像(観音像とか釈迦像)・仏塔(五輪塔や多宝塔)などです。
民間霊園はそれほど宗教的なイメージが強くない、モニュメントとして碑や塔を建立する傾向にあります。
 
納骨堂は地下や半地下が多いですが、最近では地上にもできています。
建物のようになっているものや、人間が一人入れる程度の大きさのものなんかも人気です。
 
永代供養墓の形状
・納骨堂型……お堂の形になっています。
・納骨塔型……塔の形になっています。
・納骨陵型……塚や古墳をイメージしています。
・納骨廟型……納骨堂が屋内になって、ロッカースタイルや仏壇スタイルになっているものです。
 
納骨室の内部には棚が設置されており、骨壺を安置できるようになっています。
1つひとつの納骨スペースごとに扉が付けられていたり、棚を仕切ったりと工夫されています。
豪華に内部を御影石利用のタイプなんかもあります。
 
公営霊園の場合は「供養」という言葉は使いません。宗教的な意味合いを含むからです。
それゆえ永代供養墓とは呼ばれずに、「合葬式納骨施設」とか「合葬式墓所」とか「合葬墓」なんていうネーミングが使用されています。
これ以外には、「個別墓」(独立した石塔を建立する)とか「集合墓」(石塔や石碑を一つの区画に並べるタイプ)もあります。

納骨堂

永代供養

納骨

合同墓

墓処分